皆さんこんにちは!
相互鈑金、更新担当の中西です。
イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は
鈑金の種類
ということで、今回は、
鈑金の種類や特徴、それぞれのメリット・デメリット、どのようなケースでどの技術を選べばよいのか を詳しく解説します♪
自動車の鈑金(板金)は、事故や経年劣化によって損傷した車体を修復する技術です。小さなへこみから、大きく歪んだボディの修理まで、さまざまな方法が存在します。
1. 自動車鈑金とは?
鈑金(板金)とは、車の金属製ボディパネルの変形を修理し、元の形状に戻す作業 のことを指します。単にへこみを直すだけでなく、塗装や防錆処理などの仕上げ工程も含まれます。
鈑金修理の主な目的
✅ 事故や衝突によるへこみ・傷の修復
✅ 錆や腐食の補修
✅ 経年劣化によるボディの補強
✅ 美観の維持・向上
2. 自動車鈑金の種類と特徴
鈑金には、軽度なへこみの修復から、大規模な修理まで さまざまな方法があります。
(1) パテ鈑金 – 小さなへこみや傷の修正
✅ 特徴
- 小さなへこみや傷に適用される最も一般的な方法
- パテ(補修材)を使用し、へこみを埋めて表面を滑らかにする
- 磨き・塗装を施して仕上げる
✅ メリット
- 低コストで修理可能
- 作業時間が短く、即日修理も可能
✅ デメリット
- パテが厚すぎると剥がれやすくなる
- 仕上がりの精度は職人の技術に左右される
適用ケース:
✔ 小さなドアのへこみや擦り傷
✔ ボディ表面の浅い凹凸
(2) 引き出し鈑金(プーリング) – 中程度のへこみ修復
✅ 特徴
- 専用工具を使い、へこみを引き出して修復する技術
- 金属部分を溶接せずに修理可能
- 塗装の損傷を最小限に抑えられる
✅ メリット
- 大きなへこみでも元の形状に戻しやすい
- 仕上がりがきれいで、再塗装の必要が少ない
✅ デメリット
適用ケース:
✔ バンパーやドアの大きめのへこみ
✔ 軽い事故でできたボディの歪み
(3) ハンダ鈑金(溶接鈑金) – 深いへこみやボディ補修
✅ 特徴
- 溶接技術を使って、金属のへこみや歪みを修正
- ハンダや金属パーツを追加して補強する方法
- 旧車のレストアにも使用される
✅ メリット
- 金属の強度を維持したまま修理できる
- 長期間の耐久性がある
✅ デメリット
適用ケース:
✔ 錆びたフレームやドアパネルの補修
✔ クラシックカーのレストア
(4) フレーム修正 – 車体全体の歪みを直す
✅ 特徴
- 事故で歪んだ車のフレームを元の形に戻す技術
- 専用のフレーム修正機を使い、ミリ単位で調整
- 安全性能を回復させる重要な作業
✅ メリット
- 事故車の走行性能を回復できる
- 車両の構造をしっかりと補強できる
✅ デメリット
- 作業時間が長く、高額な修理になることが多い
- 修理後の車両価値が下がる場合もある
適用ケース:
✔ 事故で大破した車両の修理
✔ 車体が歪んでドアが閉まらなくなった場合
(5) デントリペア(PDR:ペイントレス・デント・リペア) – 塗装を傷つけずに修復
✅ 特徴
- 専用の工具でへこみを裏側から押し出して修復
- 塗装を傷つけることなく修理できる
- 修理時間が短い
✅ メリット
- 低コストかつ短時間で修理可能
- オリジナルの塗装を保持できる
✅ デメリット
- へこみの形状によっては修理が難しい
- 深い傷やへこみには適用できない
適用ケース:
✔ ドアパンチや小さなへこみの修復
✔ 新車や高級車の傷を最小限に抑えたい場合
3. まとめ:最適な鈑金方法で愛車を元通りに
✅ 小さなへこみはパテ鈑金やデントリペアで対応可能
✅ 中程度のへこみは引き出し鈑金が適している
✅ 大きな損傷はフレーム修正が必要
✅ 予算と修理期間を考慮して最適な方法を選ぶことが重要
愛車を長く大切に乗るために、適切な鈑金修理を選びましょう! 🚗
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